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リニアレギュレータの活用上の注意点
Before
リニアレギュレータは、入出力にセラミックコンデンサを取り付ける程度で簡単に必要な電圧を作り出すことができます。ただし、取り扱い時に注意を払わないと、発熱や性能の未発揮など様々な問題が発生します。
After
上述の様々な問題への対策方法は下記の通りです。
①発熱トラブルを回避するため、放熱対策を徹底する
リニアレギュレータは、入出力の電位差×消費電流がそのまま発熱となります。そのため、事前に設計時発熱量を計算し、必要に応じて放熱対策が必要です。
②性能を最大限に発揮するため、適切なコンデンサを活用する
適正なコンデンサを活用しないと性能を発揮できない場合があります。データシートにて推奨された容量の入出力コンデンサをリニアレギュレータ―の直近に取り付けることにより、ノイズ特性・過渡応答特性を向上することが可能です。
③LDO(低ドロップアウトレギュレータ)は突入電流が大きいため、配慮を行う
LDOは通常のリニアレギュレータより入出力の電位差が小さくても正常な出力が可能ですが、突入電流が大きいためシステムの動作に影響を及ぼさないような配慮が必要です。
