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PSoCを用いて、マイコン周辺回路を取り込む
Before
昔に比べて、マイコンのワンチップ化が進み、ROM,RAM,ADコンバータ、汎用IOポート、各種シリアルインターフェイスの搭載は既に常識となっています。
しかし、アナログ入力を例に取ってみると、マイコンのADコンバータへアナログ信号を入れるまでに、差動増幅、ローバスフィルタなどの信号処理、2値化のためのコンパレータ回路などは、外部回路により構成する必要があります。
After
インフィニオンテクノロジー社から販売されているPsocファミリは、ワンチップマイコンを構成するCPU,メモリ、IOポート、ADコンバータ、シリアル通信ポートなどの他に、アナログ回路ブロック、デジタル回路ブロックなどを搭載しています。これによりチップ内部でアナログ回路では差動増幅回路やローバスフィルタが構成できます。デジタル回路では、PWMロジックを構成したり、今まで外部回路として構成していたロジックをチップ内部に取り込むことが可能です。
これらは、メーカがリリースする回路図エディタによって設計が可能であり、ソフトウェアの作成と同様の感覚でコンパイル、HEXファイル書込みによりチップ内部でのハードウェアの構築が可能となります。
