事例詳細

当事例では、お客様より「長年にわたり販売していた通信モジュールに使用されていた『Z80』のマイコンが生産中止となったため、マイコンの載せ替えを行ってほしい…」とご要望いただきました。ただし、独自プロトコルの通信ボードである上、当初設計を行った方が退職していたため、解析が非常に難しい状態でした。そのような状況下でしたが、当社にて、様々な手法を検討することにより、現行のボードの解析を行いました。

解析を行った後、当社より『Z80』➡ルネサス製『RX66T』へのマイコンの載せ替えをご提案しました。お客様よりご承認いただき、マイコンの載せ替えに伴う回路設計～基板設計～組み込みソフトウェア設計まで一貫して対応しました。（リバースエンジニアリング対応）なお、組み込みソフトウェアについては、アセンブラ言語で組まれていましたが、リバースエンジニアリング対応に伴い、C言語への置き換えまで行いました。

結果、お客様のご要求を満たすことができ、問題なく量産化へとつなげることができました。